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嫌われる勇気

おはようございます! パンです!

今回は、私のオススメの本『嫌われる勇気』を紹介します。

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

 

 

 

はじめに

あなたは『嫌われる勇気』というタイトルからどんな内容を思い浮かべますか?

想像してみて下さい。

 

ちなみに私は

・人のダメなところはしっかり注意しようねって内容かな?

・こういう本って専門用語多くて難しそう

って思ってました。当然ですが全然違いました笑

 この本は、アドラー心理学に基づいた内容でした。

えっ?心理学って難しそう...って思ったそこのあなた大丈夫です。

この本は哲人と悩める青年の対話形式で内容が進んでいくので読みやすいんですよね。

まーこの青年がいい仕事してくれるんですよ、いい感じのところで、パンクして、話を整理してくれたり、そんな心理学都合よすぎんだよ!的なツッコミを交えていい感じに話を進めてくれたりします。(かなり暴言吐きます

 

ってかアドラー心理学って何?って思いますよね?

アドラー心理学とは「どうすれば人は幸せに生きることができるか」の答え提示してくれる心理学なんですね。どうですか?あなたも幸せな人生にしたいですよね?

もちろん、私は現在、とても幸せだなっと思って生きています。

では、概要に入ります。

 

この本では、1章に入る前に以下の3つのことを提示しています。

・人は変われる

・世界はどこまでもシンプルである

・誰もが幸福になることができる

ちょっと読みたくなりませんか?

人は変われる

このことを示すために、アドラー心理学はいきなり、トラウマを否定します。

えっ!いきなり!?ってのが、初めて読んだときの感想です。

だって、野球のピッチャーが緊迫した場面で、バッターの頭にボールぶつけてイップス(精神的な原因により思い通りにのプレーができなくなること)になるじゃないですかーって思いました。

 

しかし、アドラー心理学トラウマを明確に否定します。

 

そして、こう言います。トラウマがあると言う人は、トラウマ(過去)のせいにすることで、今の楽な状況を保っているだけである。

要するに、イップスになったピッチャーは、そのトラウマを利用して、緊迫した状況で投げなくていいという状態を保ち、打たれたくない、負けたくないってビビッいることを隠し、否定するために、もう投げれないという状況を作り上げているわけです。 

いゃ、そんなトラウマを否定しないでくださいよって思いますよね、でもアドラー心理はトラウマ(過去)を否定することで人は変われるんだと勇気を与えてくれます。  少し勇気でできた!

 

世界はどこまでもがシンプルである

ん?なんで?世界って知ってることよりも知らないことの方が多いし、社会の仕組みとかもよくわからないよって思いません?

でもアドラー心理学では、次のようなことを言ってます。

 

全ての悩みは対人関係である。だから世界はシンプル。

そして、『だいたいがあなたの課題ではない。』

えーーー!びっくり!全て?すべて?スベテ?

では、お金、例えば年収の悩みについて考えてみて下さい。

 

人って自分と誰かを比較してしまう生き物なんですよね。年収どれだけほしいとかは、人それぞれ違うと思いますが、「同期で入社したあいつの方が収入多いの気に食わない」とか言って結局どんだけ稼いでも他人と比較してしまうんですよ。

余談ですが、心理学によると、男性は妻の姉妹の夫の給料と自分の給料比較して劣等感を感じるらしいですよ

 

そして、この本では、対人関係解消するための最初の手段(行動)として『課題の分離』が挙げられています。これは、その行動が最終的に誰に影響を及ぼすかと考えて、自分と他者の課題を分離する方法です。

例えば、親が子供に「勉強しなさい」って言う行為は課題の分離ができていません。勉強できなくて困るのは子供です。もしこの行為によって子供が勉強をし始めたとしても、子供が親にほめられようという目的のために勉強という手段を選んだだけで、本質的に勉強に向き合うようにはなりません。

そして、この本では、ほめられようとする事と、ほめること禁止しています。    

この行為には2つの問題があります。               

 

1つ目は、ほめられようとする行為は、ほめられなくなったとたんにその行為をしなくなります。                                 

では、あなたが町の掃除をしている場面を想像してみて下さい。通りすがりの人がにっこり笑って「えらいねぇ~」「ありがとう」なんて声をかけて下さるかもしれませんね。でも、2時間も3時間も掃除してるのに、通りすがる人がみんな真顔で、見向きもせず通りすがっていたらどうですか。それでも掃除を続けますか?この本に出てくる少年は辞めるそうです。(笑)

でも、それって、他人の行動(ほめられる)にあなたの行動が支配された生きずらい、自由でない生き方なんだとこの本では言っています。

 

2つ目のの問題は、ほめるという行為(他者を評価すること)は、相手に(自分は能力がないんだ)という信念をあたえてしまいます。そして、この行為は他人と自分の関係が必ず縦の関係(ほめる側が上)になります。

Nizi Projectの参加メンバーとパク・ジニョンの関係を考えてみてください。パク・ジニョンは「君、歌うまいね~」など言って評価を下しますが。参加メンバーが、「君、すごいね~」なんて言わないでしょう。おそらく(笑)

 

すいません、例えが悪かったようですね。では、普段相手をほめずにどうすればいいのか。それは、「感謝すること」です。他者からほめられようとする、自由でない縦の関係から横の関係になることで嫌われる勇気を持つことができるとこの本では言っています。

えっ結局相手に嫌われろっていうの?って思うかもしれませんが、あなたの行為によって、相手が嫌うかどうかってあなたが決めることができるのですか?っとこの本は問うてきます。

こんなことありません?毎回授業の終りに先生が質問ありませんか?と生徒に問うけど、誰も質問しない。でも、毎回誰も疑問に思ったり、しない授業なんてあいれないですよね?みんな、誰かが(そんなこと質問すんなよ)(授業長引かせんなよ)って思ってるかもしれない、と思うから質問が出ないのでしょう。でもそんな批判的な思いをする人よりも、質問出がたことでことで、(わたしもそこ分かんなかった、〇〇さんありがとう)(という思いになる人の方が多いのではないでしょうか。         

 

先ほど、課題の分離は対人関係の最初の行動(手段)といいました。じゃ、課題の分離ができるようになったらどうすればいいのか。

それは「共同体感覚」にあるとこの本ではいっています。共同感覚?

 

誰もが幸福になることができる

結局幸福って何? 

この本では「対人関係のゴール」は共同体感覚にあり、共同体感覚は、幸福なる対人関係を考える、最も重要な指標である。ようするに仲間に貢献できていると思えることが幸福であり、それだけが幸福であるそうです。そして、またある行為を禁止してきます。それは、『競争すること』です。

 

可愛いあのことが好きと思ってて、ある日、友達にその子のことが好きといわれた瞬間、二人の友情はどこやら、、、(こんなのでどこやら行くものを友情とは言わないかもしれませんが)

 

そして最後に3つのポイントを提示します。

 

1つ目は『自己受容』です。自己肯定じゃないですよ。自己受容です。

自己肯定とは100 mを13秒でしか走れないのに、10秒で走れますっていうことです。自己受容とは 、今13秒でしか走れない自分を受け入れて、これからどう練習して速くなっていくかと考えることです。そして、自分に価値を持つ方法として、行為レベルと存在レベルがあるそうです。速く走って活躍しないといけないと思うことが行為レベルで、頑張って練習してる自分をみたり、自分がいるそれだけで、仲間が刺激を受けてより練習に励むようになるってのが存在レベルです。行為レベルじゃなくて存在レベルです。

 

2つ目は『信頼』です。信頼とは他者を無条件で信じることです。         えっ?無条件で他者を信じる?そんなぁ…裏切られるかもしれないじゃないですか。 ここで、課題の分離の応用です。自分が他者を信頼して、相手が信頼するかどうかは、他者の課題です。あなたが信頼していることは相手に伝わります、裏切られるか裏切られないかは分からないのだから、まずは、信頼すればいいんでうよ。っとこの本では言っています。

 

3つ目は『他者貢献』ここまで来たら、他者の貢献を考えればいいんです。

どういう風に考えればいいんだ?

まず、人生を線ではなく、点でとらえて下さい。人生は点の連続です。そして、そのとき、そのときに、他者に貢献できていたら幸せになります。なので、今を生きて下さい。とこの本では言っています。

さいごに

そして、この本の最後では、アドラー心理学を学んだ人は今から幸せになれるといっています。なので、この記事を読んで下さった方は、もうすでに、少し幸せです。ぜひ手にとって読んでみて下さい。

 

最後までありがとうございました。

今後もオススメの本紹介していきます。